小板まきばの里通信 VOL 2.4 ~カエデの仲間を探そう~
10月半ば、一足早くヤマザクラとマユミの木が落葉を迎えると里山の木々が競うように色づいて いきます。キャンプ場内には3種類のカエデの仲間が生えていて、鮮やかな赤や橙色に色づきま す。大規模林道の道路際やさんかく山の斜面にたくさん生えているのはコハウチワカエデ。葉っ ぱの柄に細かい毛が生えていて、葉っぱの切れ込みは浅くて多く(7~11枚)、天狗のうちわのよ うな形をしています。さんかく山の中腹に1本だけ生えているオオモミジの葉っぱは、葉っぱの 切れ込みが深くて少ない(5~7枚)モミジらしい形をしています。ヤマザクラサイトの南端の道路 のそばに生えているカラコギカエデはカエデらしくない葉っぱですが、一枚羽のプロペラ型の種 がついているのでカエデの仲間だとわかります。3種類のカエデを探して比べてみましょう。