小板まきばの里通信 VOL 3 ~冬の緑を探そう~
11月後半、落葉樹の葉は落ちて里山はほとんど色がない冬枯れの景色に変わります。その中に あって緑の葉をつけたままの木はとても目立ちますね。冬でも緑の葉が落ちない木の代表は常緑 針葉樹。キャンプ場から見える山の尾根には乾燥に強いアカマツ、谷には水気を好むスギが生え ています。もう一つの代表は常緑広葉樹。さんかく山の斜面やキャンプ場周辺には、背が高く葉 の縁が少しヨレヨレしているソヨゴ、人の背丈ぐらいの高さでスズランのように並んだつぼみを つけているアセビ、てかてかした大きな葉の付け根が赤いエゾユズリハ、白いつぼみや赤い実を つけた人の膝ぐらいの小さな木のミヤマシキミ、1cmほどの小さな丸い葉の間に黒い実をつけた ハイイヌツゲ、地面に敷き詰めたように丸い葉が広がるコバノフユイチゴが見られます。冬の里 山で緑の木を探してみましょう。