Vol 7.2
~大変身した草花の種を探してみよう ~

小板まきばの里通信

10月、朝晩の冷え込みが厳しくなり始めると、草木は大急ぎで種を実らせて子孫を残そうとし ます。その中には花からは想像がつかないような姿の種をつけるものもあります。薄紫の目立た ない花のツルリンドウは、直径約1cmと意外に大きな鮮やかなワイン色の種ができたとたんに目 につくようになります。緑色から黄色、オレンジ色に変化するカラフルな粒々がきっしりと茎の 先端に固まってついているのはマムシグサ。黒っぽい筒状の花のどこからこんな種が出てきたの かとびっくりします。長さが10cm程もある赤いナスのような形をした実がいくつもぶらさがっ ているのはツチアケビ。黄色と黄土色の地味な花からは想像もつかない姿です。この季節ならで はの花の姿から大変身した草花の種を探してみましょう。

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