Vol 9 ~春の訪れを告げる花を探してみよう~

小板まきばの里通信

3月半ばになると日中の気温は10°Cを超えるようになり、雪の下から地面が顔を出します。雪が 解けた直後は枯れ色一色だった地面も数日たつと少しづつ草の緑が見え始め、ぽつぽつと春を告 げる花たちが咲き始めます。残雪が残る中でいち早く咲いて冬の終わりを告げるのは、色鮮やか な黄緑色のフキノトウ、日陰の斜面で小さな白い花を咲かせるキクバオウレン、山の斜面でひっ そりと黄色い細いリボンで作ったような花をつけるアテツマンサクです。その後に続いて咲くの はピンクの花びらと紫のしべの色の取り合わせが和風なショウジョウバカマ、たくさん咲いたら その年は豊作になると言われる白い花のタムシバです。それらの花が終わる4月の終わりごろに ようやくサクラの春がやってきます。山里に春の訪れを告げる花を探してみましょう。

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