Vol 11 ~個性的な形の木の実を探してみよう~
お盆を過ぎると山里には一足早く秋の気配が漂ってきて、真っ先に紅葉するヤマザクラやマユミの木 は少しづつ葉の色が変わり始めます。このころになるといろいろな木々の実が目立つようになってきま す。その中には一風変わった実をつけるものも。勾玉を1つ~3つひっつけたような形をしているのは ツノハシバミ。ヤマガラという小鳥の大好物です。丸いてまりを糸でぶら下げたような実をつけている のはツリバナ。熟すとてまりが割れて中から鮮やかなオレンジ色の種が飛び出してきます。機雷のよう な突起が付いた丸い実を上向きにつけているのはヤマボウシ。赤く熟した実はかつて子供たちのおや つでした。一度見たら忘れられない個性的な姿をした木の実を探してみましょう。