ミニキャンプ場「小板まきばの里」のお隣の牧場の爺様から、冬場の来場の注意点を一席。
 広島市方面からおいでの方は中国縦貫道の戸河内インターで降りていただく。厳冬でもインター付近では積雪で悩むことはまずない。除雪体制が確立しているからね。
 インターを出たら真っ直ぐ北上してキロ数は瞬味だが5キロぐらいで安芸太田町役場前を通過、中国新聞にも出た白いコンクリート橋を左手に見ながら直進、赤橋という愛称の赤い橋の向こうが三段峡分かれの分岐点、左側は名勝三段峡への入り口、右側が国道191号線だ。ここから上り坂が連続して中国山地の峠越えが始まるんだ。
 しばらく走ると左側に大きな駐車場がある。トイレが完備されて設備が整った広場は「板ケ谷チェーン脱着場」だ。本来の目的はスノーチェーンの脱着場。最近は道路の除雪が頻繁に行われるから路面の雪が少しばかりなら通り過ぎる。しかし、これから海抜600メートルばかりの虫木峠を越さなければならないので、降雪が激しいときはここでチェーンを装着すべきだ。
 ここから登りの勾配はきつくなるが、冬用タイヤ装着車なら問題なく登れる。ただし路面が凍結していれば用心をしなければ危険ではある。見浦牧場の一員もこの峠で滑走してきた車に衝突されて車を破壊された事がある。幸い人身事故にはならなかったがね。
 頂上の短い虫木トンネルを通過すると松原集落、ここを2キロほど走ると短い下り坂の終わりに交差点がある。右側は国道186号線に連絡する地方道(余談だが、この道は上りが 少なくて走りやすい。)、191号線はここを左折する。
 徐々に登り坂が厳しくなって、人家の集落を外れる頃は深入山の急坂になる。峠の頂上は海抜820メートル、道路改良がされて、旧191号線の深入峠より60メートルも低くなったとはいえ、峠越えの最大の難所、 降雪も集中する。同じ海抜の次の道戦峠よりも難所である理由は曲がり角が多いこと。そこでタイヤ滑る、外国製の高級車が苦労しても登れなかったのを目撃したことがある。
 ちなみに、この地方のユーザーにはスバルの全輪駆動車が多い。燃費では劣るものの安心して雪道が走れるからだ。滑り初めてこの地点の道路端でチェーンの装着を始める人をよく見かけるが、下りの対向車が横滑りしながら降りてくる場合があるので、危険を避ける細心の配慮が必要だと申し上げる。
 峠を過ぎてカーブの連続を細心の注意で下ると2車線道路と交差している地点がある。横断している道路は大規模林道、お目当てのキャンプ場「小板まきばの里」へは右折する。約1キロで道路下にキャンプ場がある。
余分ながら益田市に向かって続けて走る運転手さんに一言、十字路の交差点を過ぎて同じ海抜の道戦峠を登るのだが、カーブが少ないので深入山の峠を越せた貴方なら、なんとか越せる。但し、帰りは気をつけて、直線で見晴らしがいいのか、安心してかは知らないが、十字の交差点付近での交通事故が多い。
 それから、もう一つ、気温の低いときは大きな橋の上はアイスバーンになっていることがある。そして突然に滑り始めてハンドル操作が出来なくなる。私もその被害にあって後遺症で30年も苦しんだ。場所はホテル” いこいの村” の下と林道交差点近くの2箇所、特にホテル下は橋が大きくカーブしているので細心の注意を。

 でも危険に注意すれば、冬の国道191号線も話のタネになりますよ。

中国縦貫道戸河内ICから小板まきばの里への道のり

2020.12.03 見浦 哲弥

補足

雪の中を国道191号線の峠越えの貴方は次の備品を揃えてください。使うことがなければ最高ですが、万一のときは最高の命綱になります。
1. 金属製の角スコ(角型のスコップ)
 プラスチックは硬い雪に歯が立たなかったり、寒さで固くなり肝心な時に割れてしまう可能性があるので金属製を。雪がこびりつくのを防ぐため、金属部分にはワックスやシリコンスプレー等を塗っておくとよい。
2. タイヤチェーン
 自宅で装着の訓練をしておくこと。駆動輪に装着すること。
3. 牽引ロープ
運が悪いと事故多発でJAFの救援が遅れることもあります。通りががりの車が親切でも牽引ロープの持ち合わせがないときもあります。そんな時の事も考えて。
以上、念の為。

2020.12.04 見浦 哲弥