氷点下に挑む! ~晩秋から早春の就寝時の防寒対策のポイント~

10月後半から標高の高いキャンプ場の晴れた日の夜明けは、放射冷却で氷点下になる日が増えてきます。
12月になると寒波がしばしば来るようになり、2月いっぱいぐらいまでは雪が積もったり、日中も氷点下になったりと寒さが厳しい真冬の気候になります。
その後、3月中旬に雪解けを迎えてからもゴールデンウィークごろまでは、霜が降りるような寒い朝になるのは珍しくありません。
氷点下の朝は一面霜で真っ白になったり、つららや氷が出来たりと普段見られないようなきれいな景色を見ることが出来ます。しかし、寝るときの防寒対策が不十分だと、寒さで一睡もできなかったということになりかねません。
ここでは、氷点下の夜を乗り切るための就寝時の防寒対策のポイントを解説します。

十分な保温力がある寝袋を使う

寝袋には、通常、どの温度で快適に使えるかという表示があるので、確認しましょう。
ただし、防寒性能が高すぎると想定より気温が高かった場合に暑くて眠れなかったりしますので、ある程度温度調節ができるように重ね着等を工夫しましょう。

冬用の寝袋に夏用の寝袋を重ね着して、さらに足りなければダウンジャケットとダウンパンツを着て寝る、という方法で温度調節するのも一つの方法です。
ダウンジャケットとダウンパンツを着て寝るとトイレに起きた時に着替えで寒い思いをしなくて済むのでお勧めです。

なお、寝袋の代わりに布団や毛布を使う場合は、寒さを防ぐのに十分な枚数を重ねること、布団に潜り込んでも足が布団から出ないように足元に少しずらして毛布などを重ねること、首や肩から冷気が入らないようにひざ掛けなどを首まわりにかけること、などの対策をすると暖かく寝られます。

地面からの冷気を防ぐ

地面からの冷気の遮断が不十分だと、寝袋の性能がどれだけ高くても寒く感じます。グランドシートの上に断熱マット、毛布等を重ねて空気の層を作り、下からの冷気をしっかり遮断しましょう。
一番下に熱を反射するアルミシートを敷くと暖かさが増します。

コットは、氷点下の寒さが厳しい時は、地面や雪面より冷たい外気が座面の下に流れ込むため、雪の上に直接寝るより冷えやすいので注意しましょう。

首から入る冷気を防ぐ

寝袋で寝るときに首の部分に隙間があると、開口部から入った冷気が首や肩を冷やして寒さを強く感じます。
冬用の寝袋には、首の部分に首からの冷気の進入を防ぐ襟巻のようなものがついているので、寝るときにきちんと閉めましょう。
それがなければマフラーをして寝る、ひざ掛けを頭巾のように頭から肩にかぶって寝る等、首からの冷気の進入を防ぐ対策をしましょう。

顔の寒さを防ぐ

氷点下10度を下回るような厳しい寒さの時は、寝袋から出ている顔が冷たくて眠れないことがあります。
そんなときは、「バラクラバ」というプロレスラーのマスクのような形をした目出し帽が有効です。
アウトドアショップやワークマン、ホームセンター等でも売っているので探してみましょう。

足の冷えを防ぐ

足が冷えやすい人は、足の防寒対策も準備しておきましょう。
靴下をはく場合は、血行が悪くならないように締め付けの少ないものを選びましょう。

使い捨てカイロや湯たんぽを活用する

寝袋の中に自力で発熱してくれるものが1つあるだけで、暖かさが全然違います。

湯たんぽを使う場合は容量が小さすぎると朝まで暖かさが持続しないので、容量が2L以上のものを使うといいでしょう。
湯たんぽを持っていない場合は大き目のペットボトルにぬるめのお湯を入れて湯たんぽの代わりにするという方法もあります。

カイロや湯たんぽを使うときは直接肌に当たると低温やけどの恐れがあります。専用の袋やバスタオルなどでしっかりくるんで直接体に当たらないように注意しましょう。

モバイルバッテリーの本体をクーラーボックスに入れる

電源サイトでなくても、モバイルバッテリーがあれば、それを使って電気毛布やその他の電気暖房器具を使って寒さ対策することが出来ます。

ただしモバイルバッテリーは気温が低くなると電気容量が大幅に下がり、いつもなら朝まで持つ使い方でも朝まで持たずにバッテリーが切れるので要注意です。
モバイルバッテリーの機種にもよりますが、気温が5度以下になる場合は、モバイルバッテリーの本体をソフトクーラーボックスや発泡スチロールの箱に入れる等、モバイルバッテリーの本体にもしっかり防寒対策をしておきましょう。

寒い季節のキャンプは夜暖かく過ごせるだけで、経験値が上がったような感じがします。防寒対策をしっかりして朝まで暖かく熟睡して、寒い朝ならではのきれいな景色を楽しんでください。

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